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梁・柱接合部内におけるPC緊張材の付着性状に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750511
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関京都大学

研究代表者

河野 進  京都大学, 工学研究科, 助手 (30283493)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードプレストレストコンクリート / 付着 / PCより線 / 付着降伏点 / 拘束力 / 滑り / 軸力 / 繰り返し載荷
研究概要

PC構造物のさらなる普及を図る為には様々な課題が残っているが、これらの課題に共通しているPC構造物の根本的な問題の一つは、PC鋼材の滑りと付着応力の関係(以下S-S関係)及び付着特性を明らかにすることである。特に、接合部におけるPC鋼材の付着性能は、部材の塑性回転量、接合部のせん断耐力、圧着梁端部のせん断耐力、大変形時の履歴復元力特性などに直接影響を与えるため、その定量化が早急に望まれる。そこで、本研究の目的は、地震力を想定した繰り返し載荷を受ける梁・柱接合部内におけるPC鋼材の付着特性を明らかにし、これをモデル化することである。
そこで本年度は、7本よりPC鋼より線をコンクリートブロックに埋め込んだ試験体を作成し,単調引き抜き載荷実験を行い、PC鋼より線の基本的な付着性状を得た。実験変数はグラウト強度及び付着区間自由端の境界条件とした。実験結果より,(1)グラウト強度が高いほど,付着降伏応力度及び付着降伏点すべり量は大きくなったが,付着降伏点剛性には大きな違いは見られなかった。但し付着降伏応力度-グラウト強度関係を是永らの提案式と照合した結果,実験値は提案式の値を下回った。
(2)PC鋼より線の付着応力-すべり関係では,付着降伏以降一旦付着応力は低下し,再び上昇するが,グラウト強度が高いほど,また自由端側の鋼材ひずみとすべりの比が小さいほど,その低下量及び再び上昇する剛性は大きくなる傾向が見られた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉川敦之, 足立将人, 河野進, 西山峰広: "横圧を受けるPC鋼より線とグラウト材間の付着特性に関する実験"日本建築学会大会学術講演梗概集構造系. 構造IV、C2. 951-952 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 足立将人, 西山峰広, 河野進: "PC鋼より線の付着応力-すべり-ひずみ関係に関する実験的研究"コンクリート工学年次論文報告集. Vol. 24、NO. 3. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 岳偉, 足立将人, 西山峰広, 河野進: "PC梁柱接合部の力学的性状に及ぼす鋼材種別の影響"コンクリート工学年次論文報告集. Vol. 24、NO. 3. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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