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観光画像情報からみた景観資源に関する研究〜「祭り」に関する観光写真を対象として〜

研究課題

研究課題/領域番号 12750562
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関九州産業大学

研究代表者

日高 圭一郎  九州産業大学, 工学部, 講師 (80320141)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード観光写真 / 景観資源 / 祭り / 名所 / 神社
研究概要

本研究では、福岡県福岡市において開催される「博多どんたく」及び「博多祇園山笠」を紹介した観光パンフレット(以下、観光情報媒体)を収集し、分析対象とした。収集した観光情報媒体から、「博多どんたく」及び「博多祇園山笠」を被写体とした観光写真を抽出し、それぞれについて写真枚数、写真面積、写真中における「祭り」部分の面積、「祭り」の前景・背景に撮影されている景観要素別の面積を計測した。前年度に実施した福岡県北九州市の4っの「祭り」の同様の計測結果とあわせて、計測結果の分析を実施した。その結果、各祭りとも写真中における「祭り」部分の面積は、70%前後であることがわかった。また、昨年度、北九州市の分析結果とほぽ同様の傾向が、福岡市における「祭り」においても見られることがわかった。つまり、第一に市街地の風景を前景・背景とする場合が少なく、観光情報媒体の製作者又は情報提供者は、市街地の風景は祭りの前景・背景としてふさわしくないと判断していること、第二に祭りの開催空間の景観整備が観光対象としての祭りの魅力向上に寄与する可能性があることが、北九州市の固有の特徴ではなく、「祭り」を被写体とした観光画像情報の一般性的特徴であることがわかった。
以上の研究と並行し、「祭り」が多く行われる場所である神社の立地的特徴についても調査研究を実施した。具体的には明治期の観光画像情報として位置づけられる「名所図録図会」に掲載された名所といわれた神社の立地点について分析を行った。分析の結果、微地形の観点から、名所といわれた神社の立地点は3タイプ(微高地、平地、山頂)に分けられることなどが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 日高圭一郎, 萩島哲: "名所図会に描かれた神社の立地パターンに関する研究"日本建築学会学術講演梗概集2001年度大会(関東). (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 日高圭一郎, 萩島哲: "A STUDY ON LOCATION PATTERN OF SHRINE DRAWN N THE MEISHO-ZUE"PROCEEDINGS The 3rd international Symposium On City Planning and Environmental Management In Asian Countries 2002 Jan.12-14 Ube Japan. 111-117 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 日高圭一郎, 萩島哲: "名所図会に描かれた神社の立地パタ-ンに関する研究"日本建築学会研究報告九州支部. 第41号・3 計画系. 205-208 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 日高圭一郎: "観光画像情報からみた景観資源に関する研究-「祭り」に関する観光写真を対象として-"日本建築学会研究報告九州支部. 第40号・3計画系. 229-232 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 日出剛,萩島哲,日高圭一郎: "盆地における名所の立地特性に関する研究"日本建築学会研究報告九州支部. 第40号・3計画系. 233-236 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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