研究概要 |
ポリ乳酸分解菌として知られるAmycolatopsis属を微生物保存機関(IFO,JCM,ATCC等)から入手して、菌株からポリ乳酸分解酵素を精製を検討した。ポリ乳酸分解酵素の活性のアッセイ法として、ポリ乳酸微粒子を作成し、濁度減少法を検討した。これらのポリ乳酸分解菌の培養上清は、ポリ乳酸フィルを分解した。 土壌から、ポリ乳酸を炭素源としてポリ乳酸分解微生物を検索・単離した。ポリ乳酸分散培地を作成し、これを用いて、各地より採取した土壌、水サンプルを塗布した。出現したコロニー周辺にクリアーゾーンが形成されたものを、ポリ乳酸分解菌とした。現在、数株単離した。 また、ポリ乳酸以外の、脂肪族ポリエステルを用いて、その分解菌の単離を検討した。その結果、ポリ乳酸分解菌は、その他の脂肪族ポリエステル分解菌と比較して非常に低い密度で分布していることがわかった。
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