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疑似戻し交配法によるニホンナシ連鎖地図の作製とQTL遺伝子座の推定

研究課題

研究課題/領域番号 12760016
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関茨城大学

研究代表者

井上 栄一  茨城大学, 遺伝子実験施設, 助手 (90292482)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード遺伝子地図 / ニホンナシ / AFLP / SSR / RAPD / 遺伝子マーカー / 果実形質 / 果皮色 / DNAマーカー / 枝変わり
研究概要

本年度は,QTLに支配される形質を解析するための基礎となるニホンナシ遺伝子地図の作製を目指して,ニホンナシ品種間交雑'新高'×'筑水'のF_1集団において多型を示すAFLPおよびSSRマーカーの開発を試みた.
AFLP解析では16組合せのプライマーセットについてAFLPパターンの解析を行った.その結果,両親間で多型を示したフラグメントが34種類確認された.両親間で多型を示したフラグメントのF_1集団における分離比を調査した結果,34種類のうち新高だけがヘテロで持っているフラグメントが14種類,筑水だけがヘテロで持っているフラグメントが3種類得られた.一方,新高においてホモのものが2種類,筑水においてホモのものが8種類,そして残り6種類のフラグメントはいずれの分離比にも当てはまらなかった.
SSR解析では,4種類のリンゴSSRプライマー,GD12,GD15,GD96,GD100を用いてニホンナシのSSR増幅を試みた.このうちGD96とGD100の2種類では種々のPCR条件を試みたにも関わらずほとんどフラグメントが増幅されなかった.一方,GD12およびGD15を用いた場合にはSSRの遺伝子型を判別するのに十分なフラグメントデータが得られた.GD12では'新高'および'筑水'においてそれぞれ157bpまたは147bpの特異的なフラグメントが増幅され,フラグメントのF_1集団における分離はいずれもヘテロ型の分離比を示した.また,両親の遺伝子型はいずれもnullを含むと考えられた.GD15では'新高'および'筑水'においてそれぞれ139bpおよび142bpの二つののフラグメントが増幅された.これらのフラグメントもF_1集団においてヘテロ型の分離比を示した.これらの結果,リンゴで報告されているSSRプライマーがニホンナシにおいても有効であることが確認された.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Inoue,E. et al.: "Development of DNA marker linked to fruit skin color in Japanese pear (Pyrus pyrifolia Nakai)"Proceedings of MAFF International Workshop on Genetic Resources Series. 8. 143-144 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 井上栄一 他(共著): "ニホンナシ果皮色形質に関する枝変わり系統を識別するAFLPマーカーの探索"園芸学会雑誌. 69(別2). 301 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 井上栄一 他(共著): "ニホンナシ果実形質を制御する遺伝子と連鎖した遺伝子マーカーの開発に関する研究"農林交流センターシポジウム要旨集(果樹ゲノム研究-今後の展望を考える). 33-34 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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