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エチレン非感受性切り花の老化に関する遺伝子の発現

研究課題

研究課題/領域番号 12760017
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

山根 健治  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (60240066)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードグラジオラス / シクロヘキシミド / トレハロース / RT-PCR / Differential Display / 花の老化 / 遺伝子発現
研究概要

エチレン非感受性であるグラジオラス小花に,シクロヘキシミド(CHI),トレハロースおよびスクロース処理を行った。開花後処理した小花は、対照区では平均2日でしおれ始めるのに対してCHI処理すると、日持ちが延長され,新鮮重の低下は有意に緩和された.トレハロース処理花は1日間程日持ちが延長されたが,対照区と同様に新鮮重の低下を示した.切り花(穂状花序)全体への処理において,スクロース連続処理の場合は開花数と小花のサイズを向上させたが,基部側からの枯れ上がりは顕著となった.また,トレハロース連続処理は老化を抑制するものの開花も抑制する傾向にあった.これらの結果を踏まえ,0.4Mスクロース前処理(24h)で開花を促進し,0.1Mトレハロース連続処理で老化を抑制したところ,1週間程度まで観賞価値を保つことが出来た.この方法はトレハロースの価格が下がれば,実用化の余地があると考えられる.
小花のRNA抽出について,改良型Hot-borate法で抽出したところ,新鮮重1gあたり約100μg以上の純度の高いRNAを抽出できるように改善された.開花前,開花直後,開花1日後及び2日後の各処理におけるmRNAを精製して,cDNAを合成し,各種プライマーでPCRを行い,特異的に発現する遺伝子について検討した.RNAmap kitのAp8とM13primerM4をプライマーに用いたとき,1800bp付近にCHIのみ見られる断片を確認した。CHIにより老化が抑制されることから,この1800bp遺伝子断片の蓄積は、小花の老化に何らかの関係があることが予想される。対照区の2日後で見られた900bp付近の遺伝子断片も老化促進に働いている可能性がある.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山根 健治 他: "シクロヘキシミドおよびトレハロース処理がグラジオラス小花の老化と遺伝子発現に及ぼす影響"園芸学会雑誌. 71巻(別2)(投稿準備中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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