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自己寛容における調節性T細胞の分化誘導メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 12760097
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関東京理科大学

研究代表者

香山 雅子 (伊勢 雅子)  東京理科大学, 生命科学研究所, 助手 (80318229)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードTGF-β1 / トレランス / 調節性T細胞
研究概要

本研究では、抹消での免疫寛容に重要な役割を担うTGF-β1産生能を有する調節性(Tr)細胞の分化誘導機構、及びT細胞からのTGF-β1産生機構についての解析目的としている。TGF-β1産生T細胞クローンの樹立や維持が困難であること、さらに現在の技術ではTGF-β1の検出感度が悪いなどの理由により、Tr細胞の分化制御機構やT細胞におけるTGF-β1遺伝子発現の分子機構の解明を難しくしている。TGF-β1プロモーターの制御化でgreen fluorescence protein(GFP)を発光するノックインマウスは、GFPの蛍光を追跡することによってin vivo及びin vitroでのTGF-β1産生T細胞の分化や誘導の様子を容易にモニターできるシステムとして有用である。昨年度に成功したマウスゲノムライブラリーよりTGF-β1のプロモーター領域およびエクソン1を含む領域を用いてノックインマウスを作製し、キメラマウスを得ている。キメラマウスの解析の結果、GFPの発光がTCR刺激によって制御されることが分かり、germline transmissionを現在確認中である。また、IL-4 receptorからのシグナル伝達経路に関与している重要な分子の一つであるSTAT6に注目し、この分子とTGF-β1産生誘導機構との関係の検討を行った。IL-4によるTGF-β1産生の促進にはSTAT6に非依存的な経路が存在すること、およびIL-4はTGF-β1プロモーターの活性化には関与せずTGF-β1産生細胞の増殖を促進している可能性を明らかにしている。さらに、TCRシグナルとTGF-β1産生誘導の関係解析し、TGF-β1遺伝子の発現を抑制的に制御するTCRからのシグナル伝達経路があることを見いだした。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kohyama M.: "IL-4-mediated development of TGF-β_1-producing cells from naive CD4^+ T cells through a STAT6-independent mechanism"Eur. J. Immunol.. 31・(12). 3659-3666 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2022-01-13  

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