• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

倒木上ではなく林床に更新したエゾマツの特性を探る

研究課題

研究課題/領域番号 12760114
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関東京大学

研究代表者

鴨田 重裕  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (80282565)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードエゾマツ / スチルベンシンターゼ / クローニング / 林床
研究概要

エゾマツは倒木更新を特徴とするが、林床で更新することもまれに見受けられる。林床に更新したエゾマツの調査を行い、25本のサンプルが得られた。それらの針葉を採取してメタノール抽出を行い、ガスクロマトグラフィー分析を行った。分析カラムには無極性のものと極性のものの2種を用いた。分析条件等の最適化が不十分なことも考えられるが、現時点ではガスクロマトグラム上で特徴ある相違点を認めるには至っていない。
上述の成分分析と並行して、トウヒ属樹木の耐病性に重要な役割を持つと考えられるカルコンシンターセファミリー遺伝子のクローニングを行った。塩基配列の分かっているブドウやピーナッツのカルコンシンターゼとマツのスチルベンシンターゼに共通する配列をプライマーにしてゲノムDNAに対してPCR増幅を行った。PCR産物はTAクローニングベクターを用いてクローニングした。30のポジティブクローンを得た。うち、6クローンの塩基配列分析を行ったところ、4種のカルコンシンターゼ遺伝子を確認したが、これらの中にはスチルベンシンターゼは含まれていないと考えられた。、また、残り24のポジティブクローンにスチルベンシンターゼはも含まれないことが予想された。スチルベンシンターゼ遺伝子の検索のため別のプライマーを用い、PCR増幅を行って、上述と同様のクローニングを行った。そのうち、22クローンの塩基配列を分析した。その結果、3種類のスチルベンシンターゼと思われる遺伝子を確認した。エゾマツのスチルベンシンターゼはピノシルビン合成タイプと思われた。
これらのクローニングされた遺伝子がいつ、どこで発現しているかということは、今回は明らかにできなかった。林床のエゾマツはこれらの遺伝子の発現が高いレベルにかの検討を今後継続して行ってゆく。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鴨田重裕ほか: "エゾマツのカルコン合成酵素遺伝子の解析"第52回日本木材学会大会発表講演集. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi