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各種疾患において出現する破骨細胞様多核細胞の形質と形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12770099
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関昭和大学

研究代表者

槇 政彦 (槙 政彦)  昭和大学, 医学部, 講師 (80297001)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードPVS(色素性絨毛結節性滑膜炎) / CD51 / TRAP / c-src / MMP9 / RANKL / 多核巨細胞 / CD13
研究概要

色素性絨毛結節性滑膜炎における多核巨細胞に免疫組織化学的にCD51(ヴィトロネクチンリセプター)、c-src、TRAP(Tartrate-Resistant Acidic Phosphatase)、MMP-9(Matrix Metalloproteinase 9)が陽性であった。これらの蛋白質は、正常の破骨細胞に比較的特異的に発現する形質であり、今回の研究結果より色素性絨毛結節性滑膜炎における多核巨細胞は正常の破骨細胞と同一の形質を発現しており、その破骨細胞様の性質が明らかとなった。また、破骨細胞の分化に必須と考えられる因子であるRANKL(Receptor activator of NF-kappaB ligand)が免疫組織化学的に多核巨細胞の周囲の細胞に弱陽性で、多核巨細胞には陰性であったことより、色素性絨毛結節性滑膜炎の多核巨細胞の分化・成熟に正常の破骨細胞の分化・成熟と同様のRANK-RANKL systemが存在することが示唆された。また、多核巨細胞の周囲の細胞には、c-fos及びPCNA蛋白質が陽性であったことから、これらの細胞のその増殖性と増殖因子の関連が示唆された。これらの蛋白質の発現を免疫組織化学的に証明したのは我々の研究が始めてだと思われます。今回の研究によって、色素性絨毛結節性滑膜炎における多核巨細胞は、正常の破骨細胞の分化と同様にRANKLによって分化することが示唆され正常の破骨細胞と同様の形質を有することが示されました。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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