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ポストゲノムプロジェクトにおけるプロテオーム解析

研究課題

研究課題/領域番号 12770129
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関筑波大学

研究代表者

清水 健  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (70312840)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードプロテオーム解析 / ウェルシュ菌 / 2次元電気泳動 / 質量分析 / プロティアーゼ / 病原因子 / 2成分制御系 / MALDI-TOFMS / ポストゲノム
研究概要

ウェルシュ菌では二成分制御系の一つであるVirR/VirSシステムが多くの病原因子の発現を総括的に調節していることが知られている。網羅的にVirR/VirSシステムによって発現が調節されているタンパク質を明らかにするために野生株とvirR変異株を用いてプロテオーム解析を行った。培養上清を用いて2次元電気泳動を行い、野生株とvirR変異株の培養上清を用いた2-Dゲル上で強度に変化のあったスポットを同定し、質量分析機を用いた方法で遺伝子を特定した。その結果、VirR/VirSシステムによって正に調節されている7種類のタンパク質と負に調節されている8種類のタンパク質を特定した。その中には、すでに病原因子と報告されているα毒素やθ毒素が存在していた。これらタンパク質は転写レベルにおいて調節されているかどうかを確かめるためにノーザン解析を行った。15種類のうち9種類の遺伝子は転写レベルにおいてVirR/VirSシステムによって調節されていたが、残りはそうではなく、タンパク質の翻訳、修飾の段階で調節されていることが示唆された。また、同時に野生株とvirR変異株を用いた培養上清のプロテオームによってVirR/VirSシステムが直接的に発現調節している新規のプロテアーゼを同定した。培養上清中より新規プロテアーゼを精製し、そのプロテアーゼがシステインプロテアーゼであることを特定し、ウェルシュ菌の新規病原因子である可能性を示した。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takeshi Shimizu: "Sequence heterogeneity of the ten rRNA operons in Clostridium perfringens"Syst. Appl. Microbiol. 24. 149-156 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Tohru Shimizu: "Genome map of Clostridium perfringens strain 13"Microbiol. Immunol.. 45. 179-189 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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