• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

劇症型GAS感染症と好中球,筋細胞表面ADPリボシル転移酵素活性との因果関係

研究課題

研究課題/領域番号 12770134
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関大阪大学

研究代表者

岡本 成史  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50311759)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードADP-ribosyltransferase / NAD / A群レンサ球菌 / ADPribosyl transferase / Streptococcus pyogenes
研究概要

ヒト好中球,T細胞,B細胞および筋細胞表面でのADP-ribosyltransferase(ADPRT)の存在の有無及びその機能を確認するとともにNADaseとNADをいれた時の筋細胞の変化およびA群レンサ球菌(GAS)の筋細胞への付着の変化について検討した.
ヒト好中球,T細胞,B細胞および筋細胞表面でのADP-ribosyltransferase(ADPRT)の存在の有無及びその機能にいて:T細胞,B細胞及び筋細胞表面のADPRT活性は存在しなかったが,好中球表面にその活性を見出した.またその活性によって好中球表面のLFA-1のα鎖がADP-riboseと結合することも明らかにした.しかしその活性の存在がそのまま好中球にNADをかけた時の好中球の運動性や貧食能に大きな変化をあたえることはなかった.
NADaseとNADをいれた時の筋細胞の変化およびA群レンサ球菌(GAS)の筋細胞への付着の変化:NADaseによる好中球の活性の抑制はみられず,NAD及びNADaseを筋細胞にいれた場合においても筋細胞がアポトーシスを誘導させるなどといった傾向もみられなかった.また筋細胞にGASを感染させてもNAD, NADaseの有無による菌の筋細胞への付着能に有意な変化はみられなかった.
その他明らかとなった事項:ヒトT細胞でみることができなかったADPRT活性は,マウスのT細胞ではみられるが,この活性によってその活性を失うT細胞はどうなっていくのかについて検討した.その結果,マウスにNAD添加によってマウス体内のT細胞はT細胞活性物質による刺激に無反応になり,その後まもなくapoptosisに陥って肝臓に集積し,そこで破壊されることを明らかにした.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shigefumi Okamoto, et al.: "Administration of superantigens protects mice from lethal Listeria monocytogenes infection by enhancing cytotoxic T cells"Infection and lmmunity. 69・11. 6633-6642 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Zang-Xu Liu, et al.: "Extracellular nicotinamide adenine dinucleotide induces T cell apoptosis in vivo and in vitro"Journal of lmmunology. 167・9. 4942-4947 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi