研究課題/領域番号 |
12770140
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
黒田 誠 順天堂大学, 医学部, 助手 (80317411)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | バンコマイシン / 黄色ブドウ球菌 / MRSA / VRSA / 二成分制御系 / DNAマイクロアレイ / 細胞壁合成 / ディファレンシャル・ディスプレイ法 |
研究概要 |
バンコマイシン耐性メカニズムの解明 1)バンコマイシン耐性に関与している遺伝子の同定 ディファレンシャル・ディスプレイ法により、短鎖脂肪酸代謝やフルクトース輸送、ABC輸送蛋白質等、細胞壁材料の取り込みをサポートする遺伝子群と、新規二成分制御系がバンコマイシン耐性に関与している可能性を見いだした(Biochem Biophys Res Commun 269 : 485-90)。この二成分制御系vraSRの転写増強はバンコマイシン耐性度に比例して見られ、この二成分制御系レギュレーターvraRをサブクローニングしてバンコマイシン感受性株で過剰発現させると感受性株のバンコマイシン耐性度を上昇させることも明らかとなった。黄色ブドウ球菌のゲノム解析報告と同時に、ポストゲノムに向けDNAマイクロアレイを実験も行い、vraSRシステムによる細胞壁合成酵素の転写調節けいも明らかになりつつある(投稿準備中)。 2)ゲノム情報に基づく耐性関連遺伝子群の検索・同定 現在、我々が報告したバンコマイシン感受性pre-MRSAN315株とバンコマイシン耐性MRSAMu50株のゲノム解析(Lancet 357 : 1225-40)と同時に、他機関によるゲノム解析も終了を迎え、合計6株の黄色ブドウ球菌ゲノム配列を解析できる状況にある。DNAマイクロアレイ結果や比較ゲノムによるSNPs解析を用いて、βラクタム・バンコマイシン耐性に関与する遺伝子群の抽出を全遺伝子を対象に検索し、従来知られている遺伝子に加え新規薬剤耐性遺伝子を同定している(投稿準備中)。
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