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花粉症・アトピー性皮膚炎と栄養素・食品摂取状況との関連の検討

研究課題

研究課題/領域番号 12770193
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

若井 建志  名古屋大学, 大学院・医学研究科, 講師 (50270989)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード花粉症 / アレルギー性鼻炎 / アトピー性皮膚炎 / 断面調査 / 栄養素 / 食品群 / 生活習慣
研究概要

食習慣とアレルギー疾患との関連を検討するため、断面調査を実施した。対象者は1956-70年に出生した名古屋市瑞穂区、昭和区在住の女性から無作為抽出した1,977人である。2000年8月に、アレルギー症状、家族歴、既往歴、生活習慣に関する情報を自記式問診票を用いた郵送法で収集した。生活習慣のうち、食事については栄養素・食品群摂取量が推定可能な食物摂取頻度調査票を用いた。花粉症の判定は京都府立医大基準、アレルギー性鼻炎(以下「鼻炎」)およびアトピー性皮膚炎(以下「アトピー」)の判定はISACC基準にもとづいた。結果の解析ではunconditional logistic modelにより、年齢その他の交絡要因を調整し、各栄養素・食品群摂取量の第1四分位に対する第2-4四分位のオッズ比を算出した。
回答率は63.3%であった。極端な推定エネルギー摂取量の者を除く1,199人のうち、345人(28.8%)、425人(35.4%)、143人(11.9%)がそれぞれ花粉症、鼻炎、アトピーと判定された。花粉症および鼻炎については、栄養素で亜鉛、レチノール、食品群で魚介類の摂取がリスクと負に関連する傾向が認められた。アトピーについては明らかな量反応関係を示すものはなかったが、ビタミンC、果実類の多量摂取群で有意に低いオッズ比が観察された。
栄養素・食品群以外の要因では、両親のアレルギー疾患、肥満が花粉症と正に、また兄弟が3人以上いることと喫煙が負にそれぞれ関連していた。鼻炎では両親のアレルギー疾患、室内でのペット飼育、肥満、月1回以上のハンバーガー摂取がオッズ比上昇と有意な関連を示した。アトピーについては、両親のアレルギー疾患、喫煙が有意なリスク上昇要因であった。
本年度は上記の研究成績を学会で発表するとともに、研究参加者への還元として簡単なレポート(A4判4ぺージ)を作成し、問診票回答者に送付した。また論文発表も準備中である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Wakai K: "Seasonal allergic rhinoconjunctivitis and fatty acid intake : A cross-sectional study in Japan."Ann Epidemiol. 11(1). 59-64 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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