研究課題/領域番号 |
12770376
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | (社)北里研究所 |
研究代表者 |
馬場 彰泰 社団法人 北里研究所, 北里研究所病院・内科, 研究員 (60296572)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 拡張型心筋症 / 自己抗体 / 催不整脈作用 / 心肥大 |
研究概要 |
抗Na-K-ATPase抗体の有性鶏卵に対する催不整脈作用 蛍光免疫染色法およびwestern blottin法にて心筋細胞膜Na-K-ATPaseポンプに対する抗原抗体反応を確認している、拡張型心筋症患者5例の血清からAffi-Gel protein-A MAPS II kit (Bio-rad)によって免疫グロブリンG(IgG)を精製した。有性鶏卵に精製IgGを2.0mg/卵(各々n=10)ずつ添加し、投与60分間の催不整脈効果を観察した。pGEX発現ベクターによって、Na-K-ATPaseのαサブユニット(α1〜3)およびβサブユニット(β1〜2)を産生精製後、各1.0mg/卵ずつ前投与して、精製IgGの催不整脈効果がブロックされるか観察した。全患者5例で催不整脈効果が完全ブロックされたのは、α3サブユニット前投与のみであったため、pGEXベクターをplasmid delitionして、本自己抗体のエピトープを同定した。その結果、同サブユニットの中でもM7-M8αループを形成する第871〜895アミノ酸のみが、本自己抗体の催不整脈作用をブロックしたため、同配列内にエピトープが存在することが示唆された。 Na-K-ATPase自己免疫ラットモデルの作成 本ラットモデルにおける心筋細胞膜Na-K-ATPaseの変化を、比色定量法、Western blotting法、Nothern blotting法によって、測定した。本ポンプ活性は、免疫2ヶ月より低下を示し、免疫6ヶ月後まで持続していた。Western blottingでは、α1およびα2には有意な変化を認めず、発現量が少なかったα3のみ有意な減少を認めた。この変化は、Nothern blottingにおいてもmRNAレベルで観察された。これらのアイソホーム変化は、通常の肥大心で観察されるものとは異なり、本モデル特異的な現象であることが示唆された。
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