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神経芽細胞腫における微小残存病変の定量的検出とその臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 12770377
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関秋田大学

研究代表者

矢野 道広  秋田大学, 医学部, 助手 (40321997)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード神経芽細胞腫 / MRD / real time PCR法 / 微小残存病変 / リアルタイムPCR
研究概要

悪性疾患の予後の改善をはかる一つの方策として微小残存病変(minimal residual disease ; MRD)の検索が臨床応用されるようになり、未だ予後不良疾患である進行期神経芽細胞腫においても定性的な検索が行なえるようになった。これをさらに発展させて定量的に検索することにより継時的な治療効果の評価などに有効利用しようとするのが本研究の目的である。検索の対象としたMRDはneuroendocrine protein gene product(PGP9.5)である。本研究の主旨に賛同を得て試料提供に同意をいただいた症例より末梢血、骨髄、末梢血幹細胞、生検検体などの試料を可能なかぎり継時的に提供いただいた。各種試料からRNAを抽出しreal time PCR法でPGP9.5の定量を行なった。試料の状態が不良でないかぎりRNAの抽出には影響はみられなかった。これを鋳型としてreal time PCR法によりPGP9.5を定量した。初期には手技の安定性の確立のため同一サンプルで複数回行なった。続いて臨床経過との対比を行なった。継時的に観察すると化学療法の経過とともに末梢血、骨髄でのPGP9.5の発現量の減少傾向が認められた。また末梢血幹細胞移植術施行のために回収された末梢血幹細胞中の腫瘍細胞の混入の確認のため同様の検索を行ない、極力発現量の少ない、すなわち腫瘍細胞の混入の少ない移植細胞を選択することが可能であった。移植後の経過はまだ短期間であるため再発予測としての有用性はまだ不明である。検索症例をさらに増やし本法の有用性をさらに確立していきたい。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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