• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

悪性黒色腫細胞の転移性を制御するための標的分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 12770441
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関大阪大学

研究代表者

吉良 正浩  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90314335)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード悪性黒色腫 / Stat3 / p130^<cas> / SHC / B16細胞 / 転移 / 浸潤 / 接着斑 / FAK(focal adhesion kinase) / p130cas(Crk associated substrate)
研究概要

マウス悪性黒色腫(malignant melanoma)細胞株であるB16細胞およびその亜株であり転移能、浸潤性に違いのあるB16-F10(high metastatic), B16-BL6(invasive)細胞を研究対象とした。
細胞と細胞外基質との接着構造である接着斑(focal adhesion)におけるシグナル伝達およびturnoverの変化が細胞の運動性、遊走能に影響を与えることが近年の研究によって次第に明らかになりつつある。そこで、接着斑(focal adhesion>におけるシグナル伝達経路の中でも、とくに、チロシンリン酸化シグナル(チロシンキナーぜ、およびそれらの基質となるアダプター蛋白など)について解析した。接着斑に存在するチロシンキナーぜFAK(focal adhesion kinase),アダプター蛋白であるp130^<cas>(Crk associated substrate), Crk, Paxillin等、およびチロシンフォスファターゼSHP2などについて蛋白質発現量をウエスターンブロット法を用いて解析した結果、p130^<cas>, SHCの発現量と細胞の転移能、浸潤性との間に正の相関を認めた
さらに、当教室においてkeratinocyteの運動性に関与していることが明らかとなったStat3についても蛋白質発現量をウエスターンブロット法で、またmRNA量をRT-PCR法を用いて解析した結果、細胞の転移能、浸潤性との間に正の相関を認めたため、アデノウイスルベクターを用いてStat3あるいはそのmutantを発現させることによる転移能、浸潤性の変化を引き続き解析中である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kira M, et al.: "Stat3 deficiency In keratinocytes leads to compromlsed cell migration through hyperphosphorylation of p130Cas"J Biol Chem.. (in press).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi