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精神分裂病と軸索伸展抑制因子MAG遺伝子変異との関連

研究課題

研究課題/領域番号 12770521
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

村田 昌彦  富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (20293318)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードMyelin-Associated glycoprotein / 精神分裂病 / SNP / 神経発達障害仮説 / MAG
研究概要

試料の集積について。対照群(健常者群)では末梢血として60検体が得られたものの、精神分裂病患者群では25検体しか得られなかった。各サンプルからtotal RNAを抽出し、reverse transcriptional-polymerase chain reaction(RT-PCR)法を用いてMAG遺伝子第291番塩基〜第510番塩基(220base)を増幅した。さらに、この増幅産物を電気泳動により精製し、PE社ABI PRISM310を用いて塩基配列を読み取った。その結果、これまでに得られた検体について、塩基配列に変異は認められなかった。
Song Tangらは(J. Cell Biol, 138, 1355-1366, 1997)、ラットMAG遺伝子第118番アルギニンをアスパルギン酸に置換すると、シアル酸を介したMAGとneuronとの結合が低下し、軸索伸展抑制能が低下すると報告した。本研究はこの報告をもとに、ヒトMAG遺伝子における第118番アルギニンを含む220塩基対の配列を関心領域として、第118番アルギニン(CGT)における一塩基多型(single nucleotide polymorphism ; SNP)を検討するものであるが、健常者例においてこの配列に変異を認めなかったことから、ヒトMAG遺伝子第118番アルギニンは高度に保存されている可能性がある。しかし、この塩基配列が精神分裂病においても保たれているかは検体数が少なく、現時点で結論づけることは困難である。今後さらに検体の集積をすすめ、患者群におけるMAG遺伝子の変異を検討する予定である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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