研究課題/領域番号 |
12770650
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
磯山 隆 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (20302789)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 人工臓器 / 低侵襲手術 / 体内埋込 / 臓器移植 / 軸流ポンプ / 振動流ポンプ / 波動型ポンプ |
研究概要 |
体内埋込型人工臓器の低侵襲埋込手術法の研究において本年度は以下の実績を得た。 前年度設計した以下の3つの人工心臓ポンプを試作し、比較評価することができた。 1.小型ポンプと流れ変換バルブにより連続流から拍動流を生成するメカニズムを有するもの「軸流ポンプ流れ変換型拍動流完全人工心臓」小型軸流ポンプに血流切換弁を接続し、右心機能と左心機能を交互に発揮し、結果的に拍動流を得る。本システムは本年度「Joumalof Congestive Heart Failure and Circulatory Support」誌に掲載。 2.モーターの回転運動を直線運動に変換し、人工弁の振動運動をポンプ機構とするもの「振動流ポンプ」本システムの原理は東北大学で発案され、共同研究を通じて今年度さらなる小型化を達成した。重量320gの左心補助型ポンプと重量50gの冠動脈補助循環型の2種を開発した。 3.円盤状のインペラーを揺動運動させることによりポンプ機能を発揮する方式のもの「波動型ポンプ」ディスクの揺動運動によりポンプ機能を発揮する独自のポンプで直径38mm、重量67.5gを達成した。 本研究は、第一に低侵襲に装着や交換、離脱を実施するのに適した構造、機構を有した人工心臓の設計試作することを目的とし、第二に実際の手術手技の提案とそれに必要な新しい手術機器の設計・試作を目的とした。本研究は当初の計画通りに研究を進めることができ、今後は低侵襲に体内に装着、離脱動物実験モデルに発展させたい。
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