研究課題/領域番号 |
12770672
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
橋詰 倫太郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (50288180)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Fascin / TCF / NF-kB / 乳癌 / 前立腺癌 / NF kB / Prostate cancer |
研究概要 |
1.Fascin遺伝子のプロモーター解析 Fascin遺伝子のプロモーターおよび第1イントロン領域に認めるTCFおよびNF-kBのconsensus binding sitesを含むLuciferase repoter geneを作成し、実際にFascin蛋白質の発現が増加しているc-erbB2過剰発現乳癌細胞(eb2)およびホルモン非依存性前立腺癌細胞(LN3)においてLuciferase assayを行った。 1)eb2細胞では,内因性のTCFおよびNF-kB転写活性は母細胞に比し有意に増加していたが、Fascin reporter活性には有意な差を認めず、これら転写因子とFascin蛋白質発現との関連性は得られなかった。 2)LN3細胞では、Fascin reporter活性がホルモン依存性細胞に比し約4倍高くFascin蛋白質の高発現と一致した結果が得られた。またLN3細胞では内因性TCF転写活性は低く、NF-kB転写活性は高値を示した。そこでTCFおよびNF-kB発現ベクターをFascin repoter geneと各々co-transfectionした結果、TCFの発現によりFascin repoter活性は有意に低下し、TCF転写因子がFascin geneの転写活性を抑制する可能性が示唆された。一方、NF-kBはFascin repoter活性に特異的な作用を示さなかった。現在、我々はTCFのDNA binding siteにpoint mutationをもつ変異ベクターを作成し、上記の可能性を検証中である。 2.乳癌組織におけるFascin蛋白質発現と臨床病理学的因子との相関関係 Fascin蛋白質は、ERおよびPR陰性乳癌おいて有意に発現していた(P<0.0001)。またflow cytometory解析の結果、non-diploid乳癌にFascin蛋白質発現を有意に認めた(P=0.03)。
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