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新規胃癌関連遺伝子の機能解析と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 12770708
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

奥村 俊一郎  関西医科大学, 医学部, 助手 (00319617)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード胃癌 / 癌関連遺伝子 / GPR
研究概要

臨床胃癌材料を元にしたcDNAライブラリーより、機能発現クローニングの手法にてわれわれが発見した、ある種のG-protein coupled receptor (GPR)遺伝子は正常細胞に導入することにより、異常増殖を示すことが確認されている。この遺伝子の機能を解析することにより胃癌発生機序の解明や遺伝子治療への可能性を検討した。
目的遺伝子の全長シークエンス解析によって、われわれが増殖活性をもとにクローニングした、その他の遺伝子群の中にaltanating Splice産物と思われる遺伝子も確認した(GPRXaおよびGPRXbとする)。これらの遺伝子が実際の胃癌組織においてどのように発現しているかを検討するために、臨床から得た各種胃癌組織に対しRT-PCRによる半定量を行い、組織型別の発現量を検討した。GPRXbはGPRXaに比べ発現量は多いが、微量ではあるが正常部位にも発現しており腫瘍特異性はGPRXaのほうが高かった。また、GPRXaは高分化型胃癌における発現が低分化型胃癌より高い傾向にあった。正常小腸においていずれの遺伝子も高度に発現していた。大腸癌での検討ではすべての症例において発現の増強が見られた。膵癌、肝癌、肺癌等でも検討したが、症例数が少なく明らかな傾向は見出せなかった。
In situ hybridizationを用い、遺伝子の腫瘍内局在を明らかにしょうとしたが、明確な結果は得られず、絶対的な発現量の少なさが原因であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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