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IP3レセプターによる未熟心筋機能評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12770730
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

長堀 隆一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50271309)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードIP3 receptor gene / Ca-ion second messenger / In situ hybridization / 心筋細胞 / 分化成長 / IP_3 Receptor / Ca second messenger
研究概要

新生児手術では、心臓の未熟さの度合いの把握や、未熟心筋細胞としての能力を見極めることが重要である。心筋の興奮収縮連関に関与するイノシトール三燐酸(IP3)のレセプター(筋小胞体の膜上に存在する)の遺伝子が、マウス未熟心筋においてどのような発現様式をとり、心筋細胞自体の未熟度との関連を明らかにすることを目的とした。
IP3レセプター遺伝子の発現に関しては、心筋において発現することが93年にM.C.Moschellaらにより報告。同年、刺激伝導系に、より多く発現されている事をL.Gorzaらが報告した。
我々はまず、心筋の発達段階におけるIP3レセプター遺伝子の発現様式の検討のため、Type IのIP3 ReceptorのcDNAを鋳型としたRNAプローブの作製を行った。
さらに、日令ごとの胎生期のマウス組織と、日令ごとの新生児マウスを材料とし、その心臓と小脳(ポジティブコントロール)を摘出し、4%パラホルムアルデヒド固定、パラフィン包埋を行い、5μmの厚さの切片を作製した。
これらに対し、免疫組織化学、RNAに対してのIn situ hybridizationを行い、12日令〜16日令の胎児マウスと生後0〜7日までの新生児マウスの標本における結果で、ポジティブコントロールの小脳では、成長とともに陽性率が上昇した。これに対し、心筋では胎児期のより若い心筋細胞での陽性率が高くなる傾向が認められた。
作製したRNAプローブによるIn situ hybridizationをヒト組織に応用するための固定や反応時間等の条件設定の検討実験を行った。
マウス組織とほぼ同様の条件設定でその陽性細胞の検出が確認された。
現段階で、ヒト組織の症例数はn=2であり、その両者において心筋での陽性細胞は確認された。現在、症例数の上積みと発現量の定量化の検討を進めている。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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