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インスリンパルスを用いた温血液心筋保護法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12770735
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

木戸 正訓  関西医大, 医学部, 助手 (60247913)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード温血液心筋保護法 / インスリンパルス療法 / 虚血
研究概要

温血液心筋保護法の特徴は、代謝促進であるため、その有効性は血液中のエネルギー基質を効果的に利用できるか否かにかかっている。しかし、開心術中は、副腎皮質ホルモン等の過剰分泌により糖代謝は抑制された状態にあり、温血液心筋保護法にとっては不利な条件である。従来開心術中の冷却晶質液心筋保護法として用いられてきた糖、インスリンおよびカリウム(GIK)療法では代謝促進効果は得られないことが判明している。そこで温血液心筋保護液に直接高濃度のインスリンを添加することは、糖代謝を促進して温血液心筋保護法の効果を高めると考えられる。家兔の交叉体外循環モデルを用いて、開心術時と同様な糖代謝抑制状態を誘導した家兔の摘出心に温血液心筋保護を施行する。温血液心筋保護を投与する間隔は40分とした。この温虚血時間は、心筋細胞に不可逆的な障害を惹起しうる時間であると考えられている。インスリンの温血液心筋保護液中への添加が、長時間の温虚血によって障害された心機能を改善しうるか否かを、血行動態的に以下の3群に検討した。しかしすべての群で再潅流後の左室機能に差は認められず、再潅流後経時的にdonor血清のCK-MBレベルを測定したが差は認められなかった。
I群:温血液心筋保護液のみを使用した群。
II群:1000mg/dlの高血糖とした温血液心筋保護液を使用した群。
III群:1000mg/dlの高血糖とした温血液心筋保護液に10U/dlのインスリンを添加した群
今後インスリンの投与法を変えて実験を進める。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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