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悪性脳腫瘍におけるリボザイムを用いた薬剤耐性遺伝子の発現制御

研究課題

研究課題/領域番号 12770742
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関秋田大学

研究代表者

高橋 和孝  秋田大学, 医学部, 助手 (60321999)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードMGMT / O^6-benzylguanine / ACNU / 薬剤耐性 / リボザイム
研究概要

ACNUなどのアルキル化学療法剤で形成したアルキル基の修復酵素であるMGMTを腫瘍組織内で局所抑制することを目的として、O^6-benzylguanineに徐放効果を与えて投与し、in vivoにおけるMGMTの発現制御とニトロソウレア剤に対する感受性変化の検討を行った。生後7週齢のオスヌードマウスにラットグリオーマ株C6細胞皮下腫瘍モデルを作成し、皮下腫瘍の体積が1000mm^2を超えた時期に腹腔内麻酔下で皮下腫瘍の一部を摘出し、摘出腔にO^6-benzylguanineを溶解したフィブリン糊を移植した。実験ではO^6-benzylguanineのみの移植モデルであるcontrol群とO^6-benzylguanineとACNUとの併用療法で治療した群で比較した。O^6-benzylguanineとACNUを併用した群で移植腫瘍の成長が鈍化し、フィブリン移植部位では周囲の腫瘍増殖抑制がみられ、腫瘍はドーナツ状を呈したものの、腫瘍体積では統計学的には有意差は得られなかった。経時的なMGMT活性の変化を観察して、フィブリン溶解O^6-benzylguanineの徐放性確認を免疫組織化学法でMGMT染色を行って検討しているが結論は得られておらず、今後の課題となった。また、リボザイムを用いた薬剤耐性遺伝子の発現制御実験では最も効率的にMGMTmRNAを切断する転写開始部位に対するハンマーヘッド型リボザイムを自己切断型への改良中である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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