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神経細胞の発現するNACP proteinの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 12770764
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

石森 久嗣  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30286489)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードα synuclein / β synuclein / synaptophysin / Alzheimer's disease / αsynuclein / βsynuclein
研究概要

ラット神経細胞(大脳皮質、脳幹および海馬)が培養過程で、α synucleinとβ synucleinのmRNAを発現し、この発現は培養初期から確認されたが、培養6日目以降その発現は急増されることがわかった(1999年10月、Neuroscience発表)。しかしsynaptophysinの発現とは異なっていた。これらを免疫染色の結果と照らし合わせると、6日目以降の急激な発現の上昇は神経細胞周囲の神経突起のネットワーク構築にα synucleinとβ synucleinが強くかかわっていることを示唆するものであった。
さらに、この高発現は何によって促されるのかを見いだすためにまず、培養系にAstrocyteを用いた。生後0日目のラット海馬のGlial cellを抽出し、3継代後99%純粋なAstrocyteの培養系を作り、そのうえから神経細胞を培養(Co-culture)し、再びmRNAの発現経過を観察した。すると形態学的にはAstrocyteのいない時より急速に突起伸展をするにもかかわらず、やはり培養6日目以降に発現の上昇が確認された。
次に、高発現のされていない培養4日目に神経栄養因子と言われているNGFβ、aFGF、bFGF、TNFα、IL-1βなどのサイトカインを直接反応させ、α synuclein、β synucleinそしてsynaptophysinのmRNAの発現経過を観察した。するとIL-1βとTNFαを一緒に反応させた培養系では、それぞれの量的な差はあるものの高発現を認めた。
現在このサイトカインの刺激による高発現が、Astrocyteの存在下でどの様に変化するかについて実験を重ねている。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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