研究課題/領域番号 |
12770788
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
糸永 一朗 大分医大, 医学部, 助手 (10295181)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 人工関節 / loosening / osteolysis / 摩耗紛 / 破骨細胞 |
研究概要 |
人工関節置換術後のaseptic looseningは、術後合併症として最も重要な問題の1つである。このlooseningの原因の1つとしてprosthesis周囲のosteolysisが考えられている。looseningを来したprosthesis周囲の肉芽組織を観察すると、人工材料の摩耗紛と、それに反応した多くのmacrophageや異物巨細胞が認められる。これまで多くの研究で、この摩耗紛に反応したmacrophageがTNFaやIL-1等のサイトカインや、prostagland in,collagenaseなどを産生し、osteolysisに関与していることが証明されてきた。我々は、このprosthesis周囲の肉芽組織中のmacrophageが、炎症性mediatorを産生するだけでなく、in vitroにおいて実際に骨吸収を行う破骨細胞へと分化しうること、つまり、prosthesis周囲の肉芽組織中に破骨細胞の前駆細胞が存在することを証明してきた。 本研究では、これまでに確率したin vitroでの実験系、ヒト・monocyte/macrophageから破骨細胞を大量に形成する培養法を用い、人工関節の摩耗紛であるplastic particleを貪食したmacrophageも実際に骨を吸収しうる破骨細胞へ分化しうるのかどうかを走査型および透過型電子顕微鏡を用いて証明した。 上記の結果は2000年5月、第9回Asia Pacific League of Assosiation for Rheumatology Congress(北京)、2000年10月、第15回日本整形外科学会基礎学術集会(京都)にて報告した。
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