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経食道心エコー法を用いた小児の肺血流量モニタリングの臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 12770823
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関徳島大学

研究代表者

田中 克哉  徳島大, 医学部附属病院, 助手 (30263841)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード心拍出量 / 肺血流量 / 肺静脈血流速波形 / 経食道心エコー / 経食道ドプラ心エコー図法 / 右心拍出量 / 心臓血管手術 / 肺動脈カテーテル
研究概要

経食道ドプラ心エコー図法(TEE)による肺静脈血流速波形(PVF)から算出した指標(TTVIxHR)と熱希釈法による心拍出量(TCO)の間の回帰直線の式を求め,その式からTEEによる心拍出量(DCO)を算出しTCOとDCOの関係を統計学的に分析した。心臓血管手術を予定された成人21名を対象とした。気管内挿管後,肺動脈カテーテルを留置し心拍出量測定装置に接続した。その後TEEプローベ(HP社製21369A)を挿入し,PVFを呼吸停止下に記録し,同時にTCOも測定した。各症例2-4ポイントの測定を行った。PVFから左室収縮期と拡張早期に生じる順行波のそれぞれの時間-速度積分値(TVI-S,TVI-D)と心房収縮期に生じる逆行波の時間-速度積分値(TVI-R)を計測し,TTVI=TVI(S+D-R)とTTVIxHR(TTVIと心拍数の積)をそれぞれ計算した。TCOとTTVIxHRの直線回帰分析を行い,その回帰式からDCOを算出した。TCOとDCOの一致性をBland and Altman分析を行い評価した。結果を以下に記載する。
1 62の測定でTCOの欠損は7のためn=55であった。
2 TCO(L/min)=0.002 x TTVIxHR(cm/min)+1.754という回帰式が得られた。
3 DCOとTCOの関係式は,TCO=0.96 x DCO-0.06,r=0.82,p<0.01であった。
4 Bland and Altman分析によるTCOとDCOの平均差は-0.10±0.65(L/min)(mean±SD)で,95%信頼区間は-1.4〜+1.2(L/min)であった。
以上よりPVFから測定したTTVIxHRは右心拍出量すなわち肺血流量と密接な関係があり,TTVIxHRから算出したDCOはTCOとある程度一致することが解った。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田中克哉: "経食道ドプラ心エコー図法を用いた肺静脈血流速波形による術中心拍出量の推定"Journal of Ancsthcsia. 14・suppl. O-37.1f (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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