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ラット慢性疼痛モデルにおける交感神経活動の応答

研究課題

研究課題/領域番号 12770827
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

下川 歩  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (80315382)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードニューロパシックペイン / 腎交感神経 / バクロフェン / ニューロパシフィックペイン / 循環反応
研究概要

平成12年度はラットの神経因性疼痛モデルを用いて腎交感神経活動を記録し、正常ラットのそれと比較した。von Frey hairによる触刺激では罹患側で血圧、心拍数は上昇し、腎交感神経活動は増加した。平成13年度はさらにラットに髄腔内カテーテルを挿入し、GABABアゴニストであるバクロフェンを投与し血圧、心拍数、腎交感神経活動を調べることと、脊髄通電モデルを作製し、通電時の交感神経反応を調べることを目的とした。
ペントバルビタール麻酔下でラットの左坐骨神経を4-0クロミック糸でゆるく結紮した。次に髄腔内投与用カテーテル(PE-10)を挿入し、頭部に固定した。髄腔内カテーテル挿入時、延髄を刺激することによりラットが死亡してしまうことが多く、さらに、腎交感神経活動のリード固定のための頭部プレート作製が重なるとラットの回復に時間を要するため、まずバクロフェンを静脈内投与することとした。バクロフェンはL-baclofen(ノバルティスファーマ社製)を使用し、3mg/kgを静脈内投与した.血圧、心拍数は上昇し、腎交感神経は増加した。ラットは1時間ほど動作が緩慢となった。これはバクロフェンの筋弛緩効果によるものと考えられた。投与30分後にvon Frey hairによる触刺激を施行したところ疼痛側で投与前に見られていた血圧、心拍数、腎交感神経活動の増加は消失した。今後、筋弛緩作用の生じないより少量で疼痛反応を調べる予定である。また、髄腔内カテーテル挿入法についてはカテーテルの改良と技術研修を予定している。脊髄通電モデルについては、径3mmで楕円形の刺激電極を作製し、まず麻酔下ラットで通電が可能かどうかを調べているが完成には至っていない。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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