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CDDP併用放射線療法による膀胱癌の治療効果とマイクロサテライト領域の関連

研究課題

研究課題/領域番号 12770869
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関山口大学

研究代表者

和田 尚  山口大, 医学部附属病院, 助手 (50314810)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード膀胱癌 / マイクロサテライトマーカー / LOH解析 / 第9番染色体
研究概要

インフォームドコンセントして承諾を得ている膀胱癌症例を対象とした。
治療前に膀胱癌標本を採取してからCDDP併用放射線療法を施行した。
1)治療の終了した45例の膀胱癌組織(治療前のパラフィン標本)と患者末梢血のそれぞれからDNAを抽出した。
2)複数の癌抑制遺伝子(p16,PATCHED,DBC1)のinternal gene markerも含めて,9番染色体のマイクロサテライトマーカー15個(D9S259,D9S942,D9S922,1AJL,D9S774,D9S938,D9S930,D9S302,D9S934,D9S195,D9S1199,D9S156,D9S1748,D9S171,D9S970)を選択した。
3)膀胱癌DNAと同一患者末梢血DNAを用いて,2-4個のマーカーを1セットとして,multiplex-PCRを行った。得られたPCR productにsize standardを混ぜて4%ポリアクリアルアミドゲル電気泳動を施行した(蛍光DNA sequencer ABI377を使用)。
4)各マーカーごとに膀胱癌DNAと患者末梢血DNAの2つのalleleのピーク領域(GeneScan)を計算した。癌DNAの減少した側のalleleのピーク領域が,末梢血DNAの同側alleleのピーク領域に比較して,50%以下となるマーカーを共通欠失領域(lossof heterozygosity;LOH)とした。
5)現在35膀胱癌症例について検討中である。D9S259 locusではLOHが7例中6例に認められた。D9S942 locusではLOHが12例中5例に認められた。まだ実験中であるが,15マーカーのうち,12マーカーにおいて1症例以上でLOHが観察された。今後さらにLOH解析を続けて,各マイクロサテライト領域でのLOHの発現とCDDP併用放射線療法の治療効果との相関を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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