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Rho-ROCKによる着床現象の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12770929
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関杏林大学

研究代表者

葉梨 秀樹  杏林大学, 医学部, 助手 (20301476)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード着床現象 / Rho / インテグリン
研究概要

1)インフォームドコンセントを取得後、正常月経周期を持つ子宮筋腫の手術時に増殖期および分泌期子宮内膜を採取し、人工妊娠中絶時に妊娠初期脱落膜を採取し実験材料とした。
2)SatyaswaroopおよびBravermanらの方法にて妊娠初期脱落膜の培養細胞を作製した。
3)増殖期と分泌期の子宮内膜および、妊娠初期脱落膜を抗Rho抗体を用いて免疫組織染色した結果、増殖期と分泌期の子宮内膜ではRhoの発現が腺上皮にみられ、脱落膜ではその発現が間質に移行した。
4)増殖期と分泌期の子宮内膜および、妊娠初期脱落膜を抗Rho抗体を用いてwestern blott解析した結果、増殖期と分泌期の子宮内膜および、妊娠初期脱落膜に約21kDaのRhoに相当するbandの発現をみた。また、その発現量は変化しなかった。
5)7週令のCD-1雌マウスをPMSG-hCGにて過排卵誘起し、同系雄マウスと交配し、hCG投与後96h後に子宮内初期胚(桑実胚および初期胞胚)を回収し、脱落膜間質細胞と共培養した。C3をBASAに添加し、Rhoの着床現象における役割を検討した結果、C3酵素の添加はマウス胞胚のhatchingおよびattachmentに影響を与えなかったが、マウス初期胚の伸展した面積(μm2)を濃度依存性に抑制した(非添加群:124,C3 1ng/ml:89.9,C3 10ng/ml:74.5,C3 100ng/ml:67)。
これらのデーターより、子宮内膜におけるRhoは、性周期により発現が移行し、初期胚の浸潤に関与している可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.SHIOKAWA,H.HANASHI et.al.: "Function of the small GTP-binding protein RhoA in the process of implantation"J Clin Endoclinol Metab. 85・12. 4742-4749 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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