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鼻副鼻腔炎症における新しいガス伝達物質COとその触媒酵素ヘムオキシゲナーゼの役割

研究課題

研究課題/領域番号 12770940
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東北大学

研究代表者

小岩 哲夫  東北大, 医学部附属病院, 助手 (30312565)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードCO / ヘムオキシゲナーゼ1 / 慢性副鼻腔炎
研究概要

1.背景
1) Heme oxygenaseはヘムを酸化的に分解し、一酸化炭素(CO)と、鉄、ビリベルジンを産生させる。近年COはcGMPのレベルを調節するガス状細胞内メッセンジャーとして注目されている。
2) 喘息患者の呼気中にはCOが増加していることが報告され、気道炎症の指標として考えられている。我々は花粉症患者の花粉飛散期での呼気中CO濃度が増加していることを報告した。
3) 今回、慢性副鼻腔炎患者の呼気中CO濃度を測定したところ増加していたので副鼻腔粘膜におけるCOの合成酵素であるHeme oxygenaseの発現を免疫組織学的に検討してみた。
2.結果
1) 慢性副鼻腔炎患者における呼気CO濃度を測定し、上気道炎症との関連を検討したところ慢性副鼻腔炎患者では正常群に比較して有意に呼気中COの上昇が認められた。
2) 内視鏡的副鼻腔手術後の治癒症例では未手術例に比して有意に低く、正常群とは有意な差を認めなかった。
3) これらの結果より、慢性副鼻腔炎においては上気道からCOが発生することが判明し、上気道炎症への関与が示唆された。
4) 慢性副鼻腔炎患者の副鼻腔粘膜におけるCOの合成酵素であるHeme oxygenase-1の発現を免疫組織学的に確認した。血管内皮細胞や浸潤細胞に発現していた。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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