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パッチクランプ法を用いた内耳蝸牛外有毛細胞の情報伝達機構に関する電気生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12770959
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関福井医科大学

研究代表者

山本 健人  福井医大, 医学部附属病院, 助手 (80303379)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード蝸牛外有毛細胞 / パッチクランプ法 / アセチルコリン / アデノシンミリン酸
研究概要

哺乳類外有毛細胞に対するACh応答およびATP応答の、受容体からチャネルに至るまでの細胞内情報伝達経路を特定することを目的として、パッチクランプ用増幅器、反応加算・解析装置ヒストグラムを導入してニスタチン穿孔パッチ法の実験設備を整えた。
急性単離したモルモット外有毛細胞にニスタチン穿孔パッチ法を適用し、膜電位固定下でATPおよびAChを細胞外より投与し、惹起される電流を記録した。その結果、GDPbS(非水解性GDPアナログ)を細胞内に灌流することにより、細胞内のG蛋白を不活性型の状態に保ったままでATP、AChを投与し、それぞれの応答にみられる変化を記録することに成功した。また、GTPgS(非水解性GTPアナログ)を細胞内灌流させ、上記とは逆に細胞内のG蛋白を活性型に保ったままでATP、AChを投与し、それぞれの応答にみられる変化を記録することができた。これらの結果から、ATP応答、ACh応答に関与しているG蛋白の種類を同定するのに有用な記録が得られた。さらに、細胞外のカルシウム濃度種々に変化させ、上記応答にみられる変化を記録することを計画している。これによって、ATP応答、ACh応答に対するカルシウムの役割が明らかになる。今後、これらの結果をまとめて学術雑誌に論文として投稿予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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