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ハイリスク角膜移植における拒絶反応阻止のための研究

研究課題

研究課題/領域番号 12771004
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関北海道大学

研究代表者

松田 彰  北大, 医学部, 助手 (00312348)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードテネイシン / ノックアウトマウス / 角膜移植 / ランゲルハンス細胞 / 拒絶反応
研究概要

1.細胞外マトリックス・テネイシン(TN)が炎症細胞遊走において果たしている役割の検討:ランゲルハンス細胞、マクロファージ、T細胞の移植角膜片への遊走に対するTNの作用を検討するためにTNノックアウト(KO)マウスならびにコンジェニックなwild-typeマウスを用いて角膜移植モデル(syngraft/allograft)を作成した。角膜輪部にTNが発現することによってallograftにおけるランゲルハンス細胞の角膜中央への遊走が促進されることが判明した。
2.TNが同種異型角膜移植に果たす役割の検討:マウスの異型角膜移植の系では宿主にTN発現が見られる場合の拒絶率が50%であるのに対し、TNKOマウスが宿主の場合、拒絶率は30%に低下する。また拒絶反応が起こった移植片には多量のTNが発現していたのに対し、生着した移植片ではTNの発現はごく少量であった。これらの結果よりTNは角膜における抗原提示細胞であるランゲルハンス細胞の遊走を促進することにより、拒絶率を上昇させることが明らかになった。
3.TNを全く欠く場合の角膜移植の検討:TNKOマウス間の同種同系角膜移植を施行したが、6週間後までの創傷治癒過程には大きな異常は見られなかった。ただし、長期間の観察により角膜実質細胞の動態に変化が見られる可能性も考えられるために現在さらに検討を進めている。TNKOマウス間の同種異型移植による拒絶反応については現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] MATSUDA AKIRA: "The role of the Tenascin family in penetrating Keratoplasty"Coruea. 19(S3). S173-S176 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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