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実験的緑内障家兎におけるレーザードプラ法を用いた視神経乳頭、網膜血流の評価

研究課題

研究課題/領域番号 12771005
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

今野 優  旭川医大, 医学部, 助手 (10261413)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードレーザードプラ法 / 緑内障 / 視神経乳頭 / 網膜血流
研究概要

本研究の目的は、急性緑内障の実験モデルとして水負荷誘発高眼圧家兎、慢性緑内障の実験モデルとしてキモトリプシン誘発高眼圧家兎を作製し、実験的高眼圧家兎による網膜血管および視神経乳頭の循環障害をレーザードプラ法を用いて証明することである。
本年度は、正常眼圧家兎のレーザードプラ法による網膜血流量および視神経乳頭部毛細血管血流速度の測定を試み、測定可能であることが確認できた。
また、実験的高眼圧家兎による眼循環測定の予備実験として、家兎に比べて眼球が大きく、眼循環測定法が確立されているネコを用いて、高眼圧状態での眼循環測定を施行した。
全身麻酔下にネコ頭部を固定し、前房穿刺を行い、Balanced Salt Solution注入部および圧トランスデューサー接続部を作成した。Balanced Salt Solutionボトルの高さを変化させることにより、眼圧を可変させた。眼循環測定は、レーザードプラ網膜血流計を用いて、視神経乳頭近傍の網膜動脈の同一部位で行った。
Balanced Salt Solutionボトルの高さを上げることにより、眼圧を正常値の10mmHgから10mmHg刻みで上昇させ、その都度、網膜動脈血流速度、網膜動脈径および網膜血流量を測定した。
眼圧を30mmHgまで上昇させても、網膜動脈血流速度は減少するが、網膜動脈が拡張することによって、網膜血流量が維持される自己制御反応が働くことが判明した。しかし、さらに眼圧を上昇させると、網膜動脈血流速度の減少を血管径の拡張で補えなくなり、網膜血流量の減少が生じる。
これらの予備実験の結果から、実験的高眼圧家兎における眼循環測定に適切な高眼圧レベルを確立させる必要があることが判明した。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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