研究課題/領域番号 |
12771013
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
佐々木 秀次 東京医科歯科大学, 医学部・附属病院, 助手 (80302850)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 屈折矯正角膜手術 / 白内障手術 / 眼内レンズパワー / 計算式 / 白色家兎 / 角膜屈折力 |
研究概要 |
1 屈折矯正手術 Summit社製エキシマレーザーUV-200を用いて、,Photorefractive Keratectomy(PRK)を施行した。対象は、屈折度-3.50D〜-18.75Dの近視者63名112眼(平均年齢34.8歳)。これらに矯正量-3.50〜-10D(平均-6.31D)のPRKを施行した。最終観察時の屈折度は、+1.50〜-12.5D(平均-3.48D)であった。術後一年での矯正精度は、目標屈折度の±0.5D以内が29.3%、±1.OD以内が46.7%、±2.OD以内が72.0%であった。これらの症例のうち、加齢とともに白内障が進行して矯正視力が低下したために、手術が必要となった症例は1名1眼のみであった。 2 白内障手術 症例は47歳女性、PRK術前屈折度は-15.OD。平成5年に矯正量8.ODのPRKを施行、平成6年に6.ODの追加矯正を施行した。術後屈折度-5.5Dと安定していたが、白内障が進行し矯正視力が0.4まで低下したために、平成9年8月に、水晶体超音波乳化吸引術及び人工レンズ挿入術を施行した。人工レンズの度数の選択に際しては、再矯正後にビデオケラトスコープで測定した角膜曲率半径のうち、瞳孔中心から6本目までの平均値を使用、術後目標屈折値は±ODとして計算して、眼内レンズの度数を決定した。術後屈折値は目標より3.75D遠視側にずれが生じたため、術後2週間目に眼内レンズを交換してほぼ目的の屈折値となった。 白内障手術の適応となった症例数が少ないため、統計処理はできなかったが、近年の文献では眼内レンズ度数の計算にSRK/T式を使用するのがよいという報告があり、今後症例数を増やしての検討が必要であると思われた。
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