研究課題/領域番号 |
12771024
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
瓶井 資弘 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40281125)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 加齢黄斑変性 / TIMP-3 / TRP-2 / transgenic mouse / ブルッフ膜 / ドルーゼン / tissue inhibitor of metalloproteinases-3(TIMP-3) / トランスジェニックマウス / 脈絡膜新生血管 |
研究概要 |
加齢黄斑変性は、先進国における60歳以上の主要失明原因であるにもかかわらず、その発症メカニズムはほとんど解っていない。TIMP-3(tissue inhibitor of metalloproteinases-3)の点変異により加齢黄斑変性と類似した臨床症状を呈するSorsby's fundus dystrophyが生じることが報告され、加齢黄斑変性でもTIMP-3の増加が見られた。網膜色素上皮でTIMP-3を過剰発現させることにより、加齢黄斑変性に見られるような変化が生じるか否かを検討した。網膜色素上皮に特異的に発現する遺伝子としてRPE65(Retinal Pigment Epithelium 65)を選択し、そのプロモーター領域にTIMP-3 cDNAをつなげたコンストラクトを作成したが、lacZを用いてプロモーターの発現効率を調べたところ、毛様体に発現が見られたが、網膜色素上皮での発現はわずかであった。そこで、TRP-2(Tyrosinase-Related Protein-2)のプロモーター領域を用いることに変更し、コンストラクトを作成した。遺伝子導入したマウスの解析は進行中であるが、加齢黄斑変性に認められるようなブルッフ膜の肥厚やドルーゼンの蓄積が見られることが期待される。
|