• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高脂血症網膜における白血球-血管内皮相互作用亢進の機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12771042
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

冨田 一之  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (40305537)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード高脂血症 / ラット / アクリジンオレンジデジタルフルオログラフィー / P-セレクチン / ICAM-1 / 白血球 / アクリジンオレンジ
研究概要

目的;高脂血症による生体内の変化はこれまでも様々と報告され、我々もアクリジンオレンジデジタルフルオログラフィーを用いて,高脂血症による網膜血管内皮-白血球間の動態異常をin vivoで観察した.そこで免疫組織学的方法を用い、ラット網膜血管におけるP-セレクチン,ICAM(intracellular adhesion molecules)-1の局在について検索する.
材料と方法;生後6週の有色ラットにコントロール食(0.1%コレステロール含有)と高コレステロール食(5%コレステロール含有)をそれそれ8週間与えコントロールモデルとコレステロールモデルを作製する.ラットをキシラジンとケタミンを筋肉内に投与することにより麻酔をかけ、4%パラフォルムアルデヒド,0.1mol/dl PbSからなる組織固定液で灌流固定しラット眼球を摘出後、さらに1週間固定する.脱水,パラフィン包埋し,4μmの切片を作成する.作成した切片に抗P-セレクチン抗体,抗ICAM-1抗体を用いて,sABC(Streptoavidin Biotin Complex)法により免疫染色を行い光学顕微鏡で網膜および脈絡幕血管内皮の染色性を観察検討する。
結果;P-セレクチンは、高コレステロールモデルの網膜血管内皮に発現していたが、コントロールモデル群では発現していなかった。また、ICAM-1はコントロールモデル、高コレステロールモデル群で観察されたが、コントロールモデルでは少量で、高コレステロール群においては非常に多く存在していた。
結論;高脂血症による網膜内血管内皮-白血球間の粘着能の亢進には、P-セレクチンとICAM-1の網膜血管内皮への発現が関与していると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuyuki Tomida, et al.: "Hypercholesterolemia induces leukocyte entrapment in the retinal"Current Eye Research. 23. 38-43 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi