研究課題/領域番号 |
12771066
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
橋本 一郎 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (70314870)
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研究分担者 |
中西 秀樹 徳島大学, 医学部・附属病院, 教授 (90164235)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 糖尿病 / 皮膚微小循環 / 血栓形成 / rabbit ear chamber |
研究概要 |
糖尿病では皮膚微小循環障害のため四肢末梢の皮膚の壊死がみられることがあり切断術を余儀なくされることも多い。また形成外科分野では皮弁移植でときに見られる皮弁壊死の原因にもなると考えられている。したがって糖尿病における皮膚微小循環障害の詳細が判明すれば、皮膚壊死のあたらしい治療法や予防法が開発される一助となる。われわれは家兎の糖尿病モデルを作成し、皮膚微小循環障害の観察を行った。 従来と同様に、専用のパンチャーで家兎耳介遠位部に円形の全層欠損を作成した。軟骨と血管を温存してその表面と裏面の周囲皮膚を剥離し、rabbit ear chamberを装着した。chamber内に完成した微小血管網では細動脈、毛細血管、細静脈が確認でき、各々の血管内の赤血球、白血球、血小板が動的に観察できた。本年度はこの微小循環系でフルオレセインナトリウムと励起光を作用させることで血栓実験を行った。アロキサンの投与で作成した家兎の糖尿病モデルでも、細動脈では血小板血栓が見られるが、細静脈では白血球が血栓に関与していると考えられてた。糖尿病モデルにおいて血栓形成時間が短縮する傾向が見られた。これは糖尿病による微小循環障害が血栓形成に影響しているためと考えられ、今後はさらにその詳細についての実験が必要である。
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