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新生血管内皮細胞におけるephrinの発現

研究課題

研究課題/領域番号 12771067
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形成外科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

大浦 紀彦  埼玉医大, 医学部, 助手 (40322424)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード血管新生 / Shear stress / Ephrin
研究概要

血管内皮は、血管壁に及ぼす物理的応力のひとつであるshear stressを感知し、さまざまな細胞機能を修飾をおこない、遺伝子の発現を変化させる。最近、神経軸索のガイダンスとして知られているephrinが胎生期のvasclogenesisにおいて、動脈系の内皮細胞には、リガンドが、静脈系の内皮細胞には、受容体が発現していることが報告された。本研究では、shear stressによって、ephrinの発現が変化するという仮説のもとに、血管新生のメカニズム解明にアプローチする。
平成12年度は、in vitroでの培養内皮細胞を使った基礎実験を行なった。動脈由来の細胞(HAEC:ヒト大動脈内皮細胞)と静脈由来の細胞(HUVEC:ヒト臍静脈血管内皮細胞)の2種類に、平行平板型流れ負荷装置を使用しAGPC法を用いてtotal RNAを採取し、RT-PCRを用いてephrinのmRNA発現量を測定した。Shear stress(15dyne/cm_2)の流れを24時間、6時間負荷し、コントロール(static)と比較した。
HAECでは時間経過で、リガンドのephrinB2の発現がup-regurationし、EphB-4は変化がなかった。
HUVECでは時間経過で、受容体のEphB-4の発現がdown-regurationした。ephrinB2は6時間でUPし24時間でDWONした。
平成13年度は、この変化の再現性を確認し、in vivoの高いshear stress負荷シャントモデルで、ephrinB2、EphB-4の組織内での発現について研究する予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 市岡滋: "アムリノンと微小循環-皮膚微小循環改善と血管攣縮解除効果-"Pharma Medica. 18. 121-125 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Ichioka,S.: "Topical Application of Amrinone (a Selective Phosphodiesterase III Inhibitor) for Relief of Vasospasm"J Surg Res. 93. 149-155 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Ichioka,S.: "Clinical use of amrinone (a selective phosphodiesterase III inhibitor) in recons tructive surgery"Plast Reconstr Surg. (in press).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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