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頭部オーガナイザー形成と頭部形成機構の解析系の開発および分子発生学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 12771079
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

太田 正人  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70313228)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード頭部オーガナイザー / 哺乳類の頭部誘導機構 / 原始内胚葉 / アデノウイルスベクター / 原腸陥入期 / 微量組織片移植術
研究概要

平成12年度に取り鎮んだマウスオーガナイザー領域を用いち微量組織片移植術によるアッセイ法の開発に関する研究は、これと全く同様の手法による結果が海外のグループによって報告がなされたため研究計画自体を大幅に変更した。本年度はアデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入法により頭部形成機構に関与する遺伝子の影響を形態学的手法を用いて解析した。まずアデノウイルスペクターを用いた遺伝子導入法がマウス発生のどの時期から適用できるのかを調べるために、CAGprormoterにLacZを組み込んだアデノウイルス(Adex-LacZ)を用いて・前原腸陥入期・原腸陥入初期・後期・神経板期初期・3〜5体節期に感染させて24時間全胚培養した後βgal染色を行なったところ、原腸陥入初期以降の胚でβgal陽性細胞が胚体内胚葉領域に確認できた。さらに前原腸陥入期感染胚を48時間全胚培養した後の神経板期でβgal染色を行なったところ、βgal陽性細胞が胚体内胚葉領域に確認できた。次いで外胚葉、内胚葉などの胚葉特異的に遺伝子導入が可能かどうか検討するためにAdex-LacZを原腸陥入後期に各胚葉特異的に感染させて24時間全胚培養した後βgal染色を行なった結果、胚体内胚葉特異的にβgal陽性細胞が確認できた。以上から、CAGpromoterを有するアデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入法は前原腸陥入期以降のマウス胚で適用できる一方、神経板期以前では外来遺伝子を発現させられないという適用限界も明らかとなった。同ベクターは神経板期以降の胚体内胚葉特異的な遺伝子導入に有用であることから両生類で後方化をおこす遺伝子E2Fファミリーをアデノウイルスベクターを用いて前原腸陥入期に感染させ遺伝子導入したところ、頭部を欠失した胚が観察された・頭部オーガナイザー形成に対するE2Fファミリーの影響に関する解析は今後の課題である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ota M, Imai H., Iseki S., Eto K.: "The adenovirus vector system is the useful tool for the molecular understanding the contribution of caraniofacial morphgenesis"Jpn. j. Oral Biol.. 43(5). 187 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山征郎, 山村研一, 柳雄介 編: "発生・再生と医学-阿蘇シンポジウム2000-"南山堂. 116 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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