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歯周病原因子の不活化株作製とその役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12771100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

浜田 信城  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20247315)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードPorphyromonas gingivalis / 線毛
研究概要

歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisの菌体表層に存在する線毛は、口腔内定着に関与する因子と考えられている。申請者は、Porphyromonas gingivalis ATCC33277株の表層には41K線毛と67K線毛の2種類の抗原性が異なる線毛が存在することを明らかしてきた。
本年度は、それぞれ一種類の線毛を欠損させた変異株を作製し、その性状を親株と比較することにより、それぞれの線毛の機能を検討した。
ヒト培養細胞への付着および侵入性は、ヒト歯肉上皮細胞に細菌浮遊液を加え、洗浄後の細菌数を測定することにより付着率と侵入率を算出した。また、細胞への細菌の付着状態を走査型電子顕微鏡で観察した。歯槽骨吸収程度の比較は、細菌浮遊液をラット口腔内へ直接接種する方法により、実験的歯周炎を誘発し上顎臼歯部歯槽骨の吸収量をセメント・エナメル境から歯槽骨頂までの距離を測定して行なった。
その結果、41K線毛欠損株では菌体の自己凝集性および細胞付着性が親株に比較して減少していたが、67K線毛欠損株では自己凝集性および細胞付着性に増加が認められた。細胞侵入性は、親株に比較して両変異株とも減少していた。ラットを用いた実験的歯周炎モデルでは、41K線毛欠損株の方が67K線毛欠損株よりも骨吸収が強く認められたことから、歯周炎における67K線毛の重要性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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