研究課題/領域番号 |
12771101
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
矢野 明 国立感染症研究所, 口腔科学部, 研究員 (50312286)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 植物抗体 / タバコ培養細胞 / マウスFab / 分泌シグナル / Fab / リコンビナント抗体 |
研究概要 |
これまでにタバコ培養細胞BY-2及びXD6SにマウスFab cDNAを導入した形質転換株をいくつか得ている。ELISA法をもちいて生産性の高い細胞をスクリーニングしそれぞれ数ラインずつ液体培養するとともに、平板培地上に抗体産生植物細胞を維持している。植物由来分泌シグナルをFab L-chain及びH-chainのN末端に付加する形質転換ベクターを作成し、それらを用いて組換え体を作成、それぞれ活性をもったマウス型Fab抗体を産生していることを確認した。 現在さらに詳細な解析を行うために大量の抗体を精製する作業を進めている。Fc部分を持たないためProteinAによる精製は行えないが、6xHis-TagをC-末端に付加してあるため、ニッケルカラムによる精製が可能である。またFabの細胞内、細胞壁内、及び細胞外の分布状況を予測するために、分泌シグナルを付加したGFPを産生する細換え体の作成も行った。 分泌シグナルを持たないもの、植物の分泌シグナルを付加したものをそれぞれ作成したところ、シグナルのないGFPは細胞質に少量が蓄積していること、各分泌シグナルを付加したものは細胞壁中および培地中に多くGFPの螢光が見られる事を確認した。 現在これらの結果を発表するための準備を進めており、来年度中には誌上報告できる予定である。
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