• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歯根の発達・形成に関する因子の解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12771150
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

村上 宜子  昭和大学, 歯学部, 講師 (10297038)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードNd:YAGレーザー / ラット切歯 / gene expression
研究概要

象牙質様構造物の形成や歯根形成に関与する因子を分子生物学的手法を用いて解明することによって従来の手法に加えて応用し、今まで困難であった症例においても歯根再形成を効果的に促す事や象牙質様構造物を積極的に産生させる事を可能にすることが出来ると考えられる。歯根や象牙質様構造物形成に関与している未知、既知の遺伝子を解明し、その塩基配列より蛋白構造まで明らかにしそれらの因子が部位、時期的にどのように関与しているのかを解明するため、ラット切歯にNd:YAGレーザーを照射し早期に大量に硬組織を誘導させた。ラット切歯は無根歯でありエナメル質、象牙質、無細胞性セメント質の発達形成を観察できる。照射後、歯髄細胞が硬組織様のものに変化しており、その近傍に象牙芽細胞様細胞が認められた。硬組織誘導が活発に行われている切歯よりmRNAを調整しライブラリーを作製した。このライブラリーから任意に100個のクローンを採取しそれぞれの遺伝子の塩基配列の一部を調べDNA data base Gene bankで相同性を検索したところ100個のうち29%がGene bankに登録されている遺伝子との相同性が低く機能が解明されていない遺伝子だった。13%が中程度の相同性を持っており、58%が相同性が高くGene Bankに登録されている遺伝子だった。解明された遺伝子の頻度を調べたところAmelogenin,Ameloblastin,Nestin,の頻度が高かった。Nestinは象牙芽細胞での発現が報告されている。Gene Bankに登録されているが機能がわかってない遺伝子も含めて多くの相同性の高い遺伝子が発達途中の胎生期やES cellに発現していた。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Murakami Y., et. al.: "A histochemical study of the regeneration process after injury by pulsed Nd : YAG laser irradiation of root canals"Acta Histochemica. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi