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次世代ラットの性ホルモン合成代謝過程におけるBis-PhenolAの影響

研究課題

研究課題/領域番号 12771158
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

南田 厳司  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (70288083)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードBPA / 17α-OHlase / C_<17-20>lyase / 17β-HSD / E_2 / T / Bis-phenol A / Bis-GMA / 性ホルモン / E_2(Estradiol-17β) / T(Teststerone)
研究概要

(1)DES投与群は全て死産した。(2)血中Chol量はVehicle群とTEGDMA、UDMA、E_2、GMA、BPAで有意差は認められなかった。(3)血清中のT濃度は、E_2及びBPA投与群において有意に減少した。(4)血清中E_2濃度はTEGDMA、E_2、GMA、BPA投与群で有意な上昇を示した。(5)代謝実験による結果では、P_4からT合成に関与する精巣ステロイド代謝酵素、即ち17α-OHlase、C_<17-20>lyase、17β-HSDの活性は、Vehicle群と比較して、TEGDMA、E_2、BPA、GMA投与群では上昇していた。UDMAでは変化が見られなかった。(6)体重ではTEGDMA、E_2、GMA、BPA投与群でVehicle群に比べ成長とともに有意な上昇を示した。以上、TEGDMA、GMA、BPA投与群では精巣T合成酵素の活性は上昇を示した。そして、血中Chol量に変化がみられず、血中T、E_2に影響を及ぼしていることから、TEGDMA、GMA、BPAは精巣に直接作用し、清掃でのT合成に障害をもたらしているものと思われる。この結果は、精巣に対するアンドロゲン代謝障害に加え、性腺刺激ホルモン分泌に対する影響、されに、性ホルモン標的細胞に対する影響なども示唆しているものと思われる。つまり、BPAを含む歯科材料成分による性ホルモン障害は分泌臓器に対する障害に留まらず、そのホルモン作用にまで及んでいるものと思われ、今後、詳細な検討が必要である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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