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オペークレジンを応用した光重合型コンポジットレジンの色彩整合性

研究課題

研究課題/領域番号 12771159
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

本多 佳子  朝日大, 歯学部, 助手 (80247551)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードコンポジットレジン / オペークレジン / 色調再現性 / 透過性
研究概要

目的
半透明のコンポジットレジンの見えかたは、表面、材料内、背景からの各種反射光が関係している。したがって、修復物表面の光沢、材料の透明性と光拡散性、修復物の厚み、そして、背景色の色調が色調適合に影響する。このことからも、デンチン部に光透過を遮断するオペークレジンが必要となる。市販のオペークレジンにおいては遮断性が得られる厚さやレジンへの色調の影響も統一性がなくさまざまであるのが現状である。臨床への応用に際して、厚さが薄く、遮断性があり、かつ、レジンへの影響の少ない統一した色調再現性が得られるオペークレジンの開発が望まれる。そこで、今回新たにオペークレジンを試作し、各種コンポジットレジンの表面色への影響、および、背景色の遮断性を検討した。
成績・結論
1.各種オペークレジンの遮断性について
各厚さの市販オペークレジンは、17色中、厚さ300μm以下で、ΔE_*ab値3.3未満の値を示すものは、BELL FEEL OPAQUER(DB色)のみで、これ以外は薄くかつ遮断性に優れたオペークレジンは存在しない結果となった。試作オペークレジンに関しては、厚さ300μm以上の場合、全て色差値3.3未満の値を示し、優れた遮断性を有していた。
2.各種オペークレジンのコンポジットレジン表面色への影響
各種レジンへの影響が高いオペークレジンは、市販、試作ともにその色調は象牙質よりもL_*値が高い傾向にあった。
3.コンポジットレジンの色調に影響が少ないオペークレジンの歯牙への応用例1mmの深さの窩洞では、選択したレジンシェードと充填後の色調との色差値の範囲は、0.6〜2.9であり、2mmの深さの窩洞の場合では、色差値が0.4〜3.3の範囲であり1,2mmとも3.3未満の値を示し、肉眼的にも許容できる範囲の結果を得た。
以上のことから、今回試作したオペークレジンは、コンポジットレジン修復を含む審美歯科治療に有機的に働くものと考える。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 笠原佳子: "オペークレジンを応用した光重合型コンポジットレジンの色彩学的整合性について"歯科の色彩. 6・2. 4-25 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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