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スパッタシステムの歯科補綴領域への応用-チタンと硬質レジンの接着性について-

研究課題

研究課題/領域番号 12771202
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

田中 欣也 (田中 欽也)  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (10257305)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードスパッタリング / 反応性スパッタリング / TIN(窒化チタン) / 金色域の色調 / 測色 / L*a*b*表色系 / スパッタデポジション / チタン / 窒化チタン / プライマー / 接着強度 / 色調 / Tiコーティング / TiNコーティング
研究概要

日常臨床において前歯部の審美性に対する要求が高まる中で,硬質レジンは適度な強度と安定した色調性に優れ,成形性の容易さから歯冠補綴材料として多用されている.今回は,歯科用金銀パラジウム合金にチタンのスパッタリング時に窒素(反応性ガス)を注入する反応性スパッタリングを用いることにより、出力などの条件がTiNの持つ色調に与える影響について、分光測色計を用いて歯科用金材料と測色比較し、本スパッタシステムによるTiNの金色域の色調コントロールの可能性について実験を試みた。
被着試料には、歯科用12%金銀パラジウム合金を5×40×1mmの金属試料を鋳浩法により作成した。スパツタ時の放電出力は200、250、300、350、400、450、500Wの7種類とした。真空度は、1×10^<-3>、2×10^<-3>の2種類で、注入ガス量はアルゴンガス10.0sccmに対し窒素ガス2.0sccmの割合で行った。尚、コーティング膜厚は理論暉より1000Åとした。
コーティング試料の色調測定にはミノルタ社製分光測色計CM-2002を用いた。窒化チタンコーティング試料の色調の比較対称用金属として、14k、18k、20k、22k、24kを選択、個々のL*a*b*表色系により測色し比較対称値とした。
1.各金試料と窒化チタンの色差を比較すると、真空度1×10^<-3>では、出力250Wから350Wで、2×10^<-3>では、200Wから450Wで金試料に近い色調のTiNコーティングが可能と思われる。
2.放電出力は、真空度の高い場合黄色方向の色相を、真空度の低い場合赤方向の色相を示す傾向であった。
3.真空度1×10^<-3>では、TiNの色調は20k、22kと近似した色調で実用色差内であり、一方、真空度2×10^<-3>の場合では、TiNの色調は、18k20k近似しており実用色差内であうた。
以上より、ΔE*(色差)については、真空度1×10^<-3>は出力250W〜350Wで20k、22kと色差は小さく近似した色を示した。真空度2×10^<-3>では250W〜450Wで18k、20kと色差が小さく、色の近似が認められた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2022-01-13  

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