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ストレスマーカーとしての唾液中コルチゾルを指標として新しい口臭症診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12771290
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

笠井 幸子  九州歯大, 歯学部, 助手 (60213378)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード口臭症 / コルチゾル / ストレスマーカー
研究概要

口臭の原因の多くは口腔局所に由来し、その主要な原因物質は硫化水素やメチルメルカプタンである。これら揮発性硫化物(VSC)は臨床診断においても指標として利用されているが、各揮発性硫化物の発生が口腔内の病態とどのように関わっているのか、明らかではない。歯周病発症の直接的原因は細菌であるが、宿主要因も大きく関与しており、精神的なストレスもその要因のひとつといわれている。
本研究の目的は、口臭症患者の唾液よりストレスマーカーで免疫能に関与しているホルモンのひとつであるコルチゾルの検出を行うとともに、揮発性硫化物および歯周組織の健康状態の評価といった口臭関連因子との関係を明らかにすることである。1年目である平成12年度は、呼気中VSCと唾液中コルチゾルとの関係を調べた。36人の口臭症患者の初診時と再来時のVSCの変化の違いにより、口臭症患者を2つに分けたところ、VSCの変化の幅が大きいグループは、初診時と再来時の唾液中のコルチゾル濃度の変化が大きく、変化の幅が小さいグループはコルチゾル濃度の変化が小さく、両群の間には有意差が認められた。すなわち、呼気中揮発性硫化物濃度と唾液中コルチゾル濃度は有意に関連していることが明らかとなった。次年度は、ストレスとコルチゾルの関係およびVSCの関係について明らかにし、さらにはこれらの相互関係を基礎データとして口臭症の診断、タイプ別分類、およびそれに基づいた治療法の確立を試みたい。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 安細敏弘,笠井幸子 他: "リチウム電池内蔵電子歯ブラシのプラーク除去効果"九州歯科学会雑誌. 54・4. 321-325 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 藤村克成,加藤恭裕 他: "Aesthetic Componentを用いた歯列審美の自己評価法の検討"口腔衛生学会誌. 51・2. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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