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歯垢中のミネラル成分及び緩衝能の口腔内部位特異性について

研究課題

研究課題/領域番号 12771292
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

広瀬 弥奈  北海道医療大学, 歯学部・小児歯科学講座, 講師 (10265077)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード歯垢 / ミネラル / 部位特異性 / フッ素 / ミネラル量 / 緩衝能
研究概要

歯垢の齲蝕誘発能における口腔内部位特異性を調べるために,上顎前歯部唇側(UAB)と口蓋側(UAL),上顎臼歯部頬側(UPB)と口蓋側(UPL),下顎前歯部唇側(LAB)と舌側(LAL),下顎臼歯部頬側(LPB)と舌側(LPL)の左右両側を合わせた8部位から採取した歯垢中のCa, P, F量とCa/Pの部位の差の有無について比較検討した。また,歯垢中ミネラルの存在様式を明らかにするために,各成分間の部位別相互関係についても調べ,以下に示す結果を得た。
1,歯垢中ミネラル量は,二元配置の分散分析の結果,Ca量,P量およびCa/Pともに危険率0.01%で部位の差が認められた。F量においては,危険率5%で部位の差が認められた。いずれもLALが最も高く,LPBが最も低い値を示した。また,Scheffeの多重比較検定の結果では,Ca, PおよびCa/PにおいてLALが有意に高かった。
2,各ミネラル間の関連性を相関関係を基に調べた結果,CaとPの間にはUALを除き有意に強い正の相関が認められた。特に唾液腺開口部に近い下顎舌側面部で顕著であった。またCa/Pが高いほどF量が多くなる傾向にあった。これらのことから,歯垢中ミネラルは互いに関連しながら存在し,CaとPは何らかのリン酸カルシウムの形で存在し,Fは特にCa量に依存していることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 広瀬 弥奈: "歯垢中ミネラル(Ca、P、F)の各成分間における部位別相互関係について"小児歯科学雑誌. 39・5. 1010-1016 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 広瀬弥奈: "歯垢中ミネラル(Ca,P,F)量の口腔内部位特異性について"小児歯科学雑誌. 38・5. 965-971 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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