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フラットパネルセンサーを用いた医療被曝大幅低減X線撮影システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12771450
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医療社会学
研究機関大阪大学

研究代表者

小縣 裕二 (小懸 裕二)  大阪大学, 医学部, 助手 (60281127)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードフラットパネルセンサー / 被曝線量 / 散乱X線 / グリッド
研究概要

本研究の目的は、いかに少ないX線被曝で、どれだけ多くの診断情報を取り出せるかにある。昨年度、日本国内で普及しつつある間接変換方式のCanon製のフラットパネルセンサー(CXDI-11)から直接画像dataをDICOM画像サーバーを用いてし、現有の計算機へ転送し大容量のデジタル画像を解析できるシステムを構築した。そのシステムを用いてCXDI-11の応答特性、管電圧特性、画質特性等の物理特性を中心に解析した。本年度はこのシステムを用いて、アモルファスーセレニウム(a-Se)半導体を用いた直接変換方式フラットパネルセンサーHologic社製DirectRayの物理特性(X線感度の撮影電圧特性、MTF・NEQ等の画質特性等)、および画像処理方法の詳しい解析を進めた。その結果、直接変換方式であるDirectRayは間接変換方式であるCXDI-11に比べ高感度、高鮮鋭度であること、使用する管電圧により感度特性があるが鮮鋭度は変化しないこと、高感度のため量子ノイズの影響を受けやすいことがわかった。この結果を踏まえて、医療被曝大幅低減X線撮影システムのセンサーには直接変換方式の方が適していると判断し、現在DirectRayを用いたシステムを再構築している。
また、医療被曝大幅低減X線撮影システムを臨床応用するため、ファントムを用いて最終チェックを必要があるが、市販のファントムでは違和感があり十分な結果は得られない。そこでより人体に近い胸部ファントムの作成を目指し、試行錯誤を重ねやっと満足のいくものを作り上げた。このファントムを用いていろいろなパラメータを調整中である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山本 修司, 濱田 星紀, 小縣 裕二: "ハーフコンセンドマルチスライスCTによるretrospective ECG-gate法の性能評価-動態ファントムによる容積測定実験-"日本放射線技術学会雑誌. 58(1). 94-100 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 井ノ上 信一, 松本 光弘, 小縣 裕二: "撮像管を用いたI.I.-DR消化管造影1こおけるdigital値補償フィルタの検討"日本放射線技術学会雑誌. 58(1). 124-129 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 小縣裕二: "イメージスキャナーを用いたMTFの計測"日本放射線技術学会近畿部会誌. 5(3). 27-30 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山本明秀,松本政雄,小縣裕二 他3名: "CdZnTe半導体検出器で測定した乳房撮影用X線装置の被写体コントラストの解析"医用画像情報学会雑誌. 17(3). 130-137 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山本修司,上甲胃剛,小縣裕二 他3名: "マルチスライスCTにおける画質の基礎物理評価"日本放射線技術学会雑誌. 56(12). 1447-1453 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山本修司,吉村英明,小縣裕二 他3名: "リアルタイム三次元処理システムを搭載したマルチスライスCT画像保管伝送システムの構築"日本放射線技術学会雑誌. 56(12). 1470-1475 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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