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保健婦(士)のケース管理に関わる判断の構造化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12771483
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関群馬大学

研究代表者

佐藤 由美  群馬大学, 医学部, 講師 (80235415)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードケース管理 / 保健婦(士) / 判断
研究概要

I目的 : 保健婦(士)が個々の要援助者に対して行うケース管理に関わる判断の構造を明らかにする。
II方法 : 市町村及び保健所の熟練保健婦(士)が経験的に獲得し用いているケース管理に関わる判断の内容を記述し分析する。
初年度の事例分析の結果、ケース管理の対象選定及び管理の継続・終結における判断に保健婦(士)のケース管理の特質が表れていることが確認されたため、この2側面の判断について、2人の熟練保健婦(40歳代,保健婦経験経験15年以上)の事例について分析した。平成13年度中に援助した事例のうち、「ケース管理対象者」と保健婦が判断した事例の判断根拠を、半構造化面接によりインタビュー調査した。逐語録から、前年度調査によって得られた判断要素項目(I)対象者・家族の状況変化と行動の予測、(II)地域資源の支援予測、(III)問題発生時・状況変化時の情報把握ルートの予測、に照合して検討した。
III結果 : 分析の結果、(I)対象者・家族の状況変化と行動の予測として、(1)対象者の健康レベル、(2)対象者の日常生活自己管理能力、(3)対象者の他者支援受け入れ意志、(4)対象者の相談能力、(5)家族の健康レベル、(6)家族の日常生活自己管理能力、(7)家族の育児・介護能力、が、(8)家族の他者支援受け入れ意志、(9)家族の相談能力が、(II)地域資源の支援予測として、(10)地域資源利用状況が、(III)問題発生時・状況変化時の情報把握ルートの予測として、(11)対象者・家族と保健婦との信頼関係、(12)対象者・家族とサービス提供者・支援者との信頼関係、(13)サービス提供者・支援者と保健婦との信頼関係が、判断の項目として抽出できた。
今後は、本研究によって抽出された判断項目の検証と、項目間の関連性の検討についてさらに研究を継続したい。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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