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デジタル映像と脳波(SPN)を用いた「やる気」測定システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12780013
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京工業大学

研究代表者

小谷 泰則  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (40240759)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード脳波 / やる気 / フィードバック
研究概要

本研究は、脳波(SPN)で「やる気」を測るシステムを構築することが、研究の目的である。昨年度は、SPNが「やる気」の指標として用いるかできるか、基礎的な実験を行った。本年度の目的は、「やる気」の程度と脳波(SPN)の振幅がどのような関係にあるかを調べるために、質問紙で得られた「やる気得点」とSPNの振幅に関係があるかどうかを調べた。
被験者は、14名の運動部経験者とした。実験条件は、報酬のもらえる条件ともらえない条件を設けた。「やる気得点」は各実験条件終了後、Visual Analogue Scale(VAS)を用いて被験者の「やる気」の程度を評価した。課題は、delayed-feedback paradigmを用いて自分が行ったパフォーマンスに関するフィードバック(パフォーマンスが正しかったか否かという結果情報)を受けるという課題を用いた。脳波は、国際式10-20法に従って、頭皮上20箇所から記録した。SPNはフィードバック刺激前200ms間の平均脳波電位とした。また、やる気を高める条件では、課題を正確に遂行した場合、1試行につき50円の報酬を与えるようにした。さらに、VASをもとに「やる気」得点をもとに被験者をやる気の高い群と低い群に分け、SPNを比較した。その結果、やる気の高い群の方がやる気の低い群よりも有意にSPNが低くなることが示された。
このことは、SPNが情動的な予期を反映する脳波であることが指摘された。この結果については、Bockerら(2001)の電気ショックを用いて被験者を情動的な状態においてSPNを測定した結果と同様の結果となっており、SPNが情動予期を反映するという解釈を指示する結果となった。このことより、SPNを用いた「やる気」の評価が可能となったと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kotani, et al.: "Effect of positive and negative emotion on stimulus-preceding negativity prior to feedback stimuli"Psychophysiology. 38. 873-878 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 小谷泰則,石井源信: "「やる気」を反映する脳波"日本行動計量学会発表論文抄録集. 23-24 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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