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中高年からの運動習慣の形成・定着のためのスポーツ活動支援施策に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780020
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関京都教育大学

研究代表者

中 比呂志  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (00217639)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード中高年者 / 運動習慣 / スポーツ活動促進要因 / スポーツ活動阻害要因 / スポーツ活動支援方策 / スポーツ活動支援施策
研究概要

本研究の目的は、中高年者を対象に運動・スポーツ活動の現状を明らかにするとともに、運動・スポーツ活動を阻害する要因および促進する要因を明らかにし、中高年者のためのスポーツ活動支援策を提案することであった。本研究では、20歳以上の成人2,005名を対象に調査を実施した。
1.青・壮年者では週3日以上運動・スポーツを実施している者(以下、運動・スポーツ実施者を単に実施者と言う)は1割強・週1〜2日または月1〜2日実施者が約4割、運動・スポーツを実施していない者(以下、非実施者)は4割程度であった。非実施者が半数近くを占めたが、実施意志のある者が非常に多く、運動・スポーツに対する結果予期(運動・スポーツの実施によってどのような結果が得られると思っているか)についても、実施者と同様に肯定的に捉えており、非実施者でも条件さえ整えば運動・スポーツを実施する可能性が示唆された。実施者および非実施者ともに、施設整備、指導者およびスポーツ仲間の確保、気軽に楽しめるスポーツ種目等について要望が高く、総合型地域スポーツクラブ等の推進の必要性が示唆された。また、非実施者においては運動・スポーツの効果や楽しさの実感をもたせるような導入プログラムの実施が必要であると考えられた。
2.高齢者では週3日以上の実施者は3割弱、週1〜2日または月1〜2日の実施者が3割強、非実施者は4割程度であった。非実施者では青・壮年者と比較して運動・スポーツ活動に対して無関心の者が非常に多かったが、運動・スポーツに関心のある者は実施者と同様に、運動・スポーツ活動を肯定的に捉えていた。また、実施者全般にスポーツ仲間の存在や身近な施設の整備に対する要望が強く、実施頻度の少ない者では指導者の確保、クラブの設置、施設やスポーツ教室等に対する情報の提供、手軽に楽しめるスポーツ種目の普及等の要望も強く、組織的な普及対策の必要性が示唆された。また、運動・スポーツ活動に対して興味関心が低い高齢者に対しては、まず運動やスポーツの効果や楽しさを体感できるような導入的なプログラムの実施が必要であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中比呂志: "勤労者の運動・スポーツ実施の現状と運動・スポーツ活動支援策の検討"日本公衆衛生雑誌. 47-11. 227 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 中比呂志: "地域在宅高齢者の運動やスポーツの実施に対する意識及び運動・スポーツ活動支援策の検討"日本公衆衛生雑誌. 46巻10号. 203 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 松沢甚三郎: "地域在宅高齢者の運動・スポーツ活動の実態及び運動・スポーツに対する意識"第8回日・韓健康教育シンポジウム兼第47回日本教育医学会大会号. 45-1. 142-143 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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